WOWOWオリジナルドラマ「今どきの若いモンは」反町隆史に聞く

インタビュー

「人のつながりの大切さ 共感してもらえれば」

 4月9日放送スタートのWOWOWオリジナルドラマ「今どきの若いモンは」主演の反町隆史がこのほどインタビューに応じた。人気同名漫画を原作とした1話約8分、放送30分で3話展開する連続ドラマ。劇中“理想の上司”を演じる反町は「人のつながりの大切さを描くドラマ。共感してもらえればうれしい」と意気込みを語った。

 原作は漫画配信サイト「サイコミ」で連載中。単行本9巻が発売されている。上京して新社会人となった新入社員の麦田(福原遥)と、職場のこわもて上司・石沢課長(反町)を軸に、石沢の口癖で作品のタイトルでもある「今どきの若いモンは」をキーワードに物語が展開する。

 ドラマ「GTO」、「ビーチボーイズ」などのヒット作のほか、最近は「相棒」シリーズでも注目された反町。48歳を迎え、劇中ながら「今どきの若いモンは」が口をつく年齢となった。「自身の若い頃、同じ言葉を年配者に言われたか」と問われると、「言われたと思うんですけれど……あまりまともに聞いていなくて、『うるさいな』くらいにしか思っていなかった」と笑った。

 「いや、言われたことはありがたく受け止めなくては。やはり言ってくれるのは大事なこと。(セリフで『今どきの若いモンは』という時は)上から目線で命令する口調は絶対に避けなければならない。常に対等に、目線を一緒にしないと、役の人間味が出ないので気をつけた」

「人間くささを正面から出さない。役に共感できた」

 石沢の魅力は「人間味のある、人間くさい課長でありながら、真正面から出さないところ。とても共感できて、役にすんなり入れた」という。たとえば、石沢が部下の麦田にインターネットの使い方を教えてもらうシーン。小さく「すごいな」とつぶやくのが「すごくよかった」という。

 「面と向かって言うのではなく、ぼそっと言う。はずしがあって、すごくいいと思った。僕たちも生活する中で『これは素晴らしくて幸せだよね』とは言わないじゃないですか。ちょっとしたこと、会話、雰囲気を肌で感じる瞬間が、人間の幸せじゃないか。ささいなことに気付けるかどうか。石沢が麦田の視線でいろいろなことをつぶやくのが印象的だった」

 1話約8分の全22話で、WOWOWドラマに初主演。ドラマのネット配信が隆盛となり、俳優を取り巻く環境も急速に変化している。とはいえ「演じる側としては、役をまっとうすることは変わらない」と話す。

 「(1話が短いので)凝縮して間延びせずに演じられた。出来上がりを見ても、テンポが良くて見やすい。演じる時は1話が短くても1時間でも変わらない。俳優として新しいものに挑戦できるのはうれしい」

演じる仕事「物事を深く理解する勉強だった」

 俳優としてキャリアを重ねてきた立場から、「今どきの若いモン」へかけたい言葉は「頑張りすぎるな」だという。演じる仕事は「人間として物事を深く理解する勉強だったと思う」と振り返った。

 「人にやさしくできたらいいかな。いろいろな役、人物を演じてきて、俳優にならなかったら分からなかったことが、たくさんあった。人生の中で勉強をさせてもらってきた。今回のドラマは、人のつながりの大切さを描いている。シーンや登場人物に共感してもらえればうれしいです」

(取材・構成『映画の森』編集部)

WOWOWオリジナルドラマ「今どきの若いモンは」公式サイト

https://www.wowow.co.jp/drama/original/imadoki/

オフィシャルスチール写真:井上琢也(井上美術株式会社)

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