2009年11月12日

“壁”越える恋と友情 ヤスミン・アフマド監督の遺作「タレンタイム」

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 学内オーディション“タレンタイム”に出場する高校生たちの恋、友情、家族愛を、爽やかなタッチで描いた青春群像劇「タレンタイム」。今年7月に惜しくも急逝したマレーシアの女性監督ヤスミン・アフマドの遺作となった作品である。

 主要な登場人物は4人。裕福でリベラルな家庭の娘で、英国の血が混じったマレー系のムルー(パメラ・チョン・ヴェン・ティーン)。末期がんの母を看病しながらも優秀な成績を修める、マレー系の男子生徒ハフィズ(ムハマド・シャフィー・ナスウィプ)。教育熱心なエリート家庭の息子で中華系のカホウ(ハワード・ホン・カホウ)。そして聴覚に障害を持つインド系の男子生徒マヘシ(マヘシュ・ジュガル・キショー)。

 優勝を争うのは、ムルーとハフィズとカホウの3人だ。ハフィズとカホウは2人ともムルーに恋心を抱いているライバル同士。オーディションには参加しないマヘシは、ムルーをスクーターで送迎する役目を受け持つが、彼も実はムルーに恋している。マヘシとムルーはスクーターの二人乗りを続けるうち、いつしか恋し合う仲となる。

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posted by 映画の森 at 00:00 | Comment(0) | マレーシア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする