2017年09月20日

「望郷」貫地谷しほり、大東駿介ら舞台あいさつ それぞれの葛藤乗り越え「多くの人に届けたい」

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 湊かなえ原作の映画「望郷」が2017年9月16日公開され、東京・新宿で貫地谷しほり、大東駿介、木村多江、緒方直人、菊池健雄監督らがそろって舞台あいさつした。

 瀬戸内に浮かぶ島を舞台に、2人の主人公、2つの物語を描いた作品。「光の航路」の主役を演じた大東は「皆さんに見ていただけて感謝している。そういうことを改めて考えさせられる作品」と語った。「夢の国」の主役・貫地谷は「今まで、明るく、前向きな役柄を演じることが多かったので、新しい一歩となるいいチャンスになった」と振り返った。

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 閉鎖的な島に生まれた主人公が、それぞれ親との葛藤やわだかまりに向き合う作品。大東は「自分の内側から今まで出したことがないような気持ちを引っ張り出してこないといけない。ひとつの挑戦ができるのかと思った」と話した。貫地谷の母親を演じた木村は「重い役。絶対に苦しいと思った。幸薄い役はやってきたけれど、毎回苦しい。自分を削って苦しい時間を過ごさなければいけない。一歩踏み出す勇気がいった」と苦労を口にした。

 監督は「(主演2人とは)初めてだったが、因島で撮影すると決めていた。大東君は地元の人の中に入り込み、一緒に飲みに行ったりするほどなじんでくれた」。大東は「造船が盛んだった時の面影が残っていて、建物からも過去の息づかいを感じた。子どもたちとも話した経験は、今後の役者人生を作るうえで貴重な体験になった」と話した。

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 緒方は「大東君は『ふらついている野心家』。撮影中もふらふらと人の現場に来たり、スタッフにちょっかいだしたり。でも、そこから得るものは大きい。生活感がにじみ出ている。それは彼がふらついているからです(笑)」とエピソードを披露。大東は「いろいろな人の思いがあって一つの映画になる。この船(映画)が多くの人に届けばいいなと思う」と、船出を祝うような初日となった。

(文・写真 岩渕弘美)

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「望郷」(2017年、日本)

監督:菊地健雄
出演:貫地谷しほり、大東駿介、木村多江、緒形直人、森岡龍

2017年9月16日(土)、新宿武蔵野館ほかで全国順次公開。作品の詳細は公式サイトまで。

http://bokyo.jp/

作品写真:(C)2017 avex digital Inc.
posted by 映画の森 at 09:09 | Comment(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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