2016年12月18日

「永い言い訳」オダギリジョー×西川美和監督トーク「信頼を寄せている俳優」「嘘くさいですね」

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 全国公開中の「永い言い訳」の西川美和監督、監督の「ゆれる」(06)に主演したオダギリジョーがこのほど、東京都内でトークショーに参加した。

 「永い言い訳」について。西川監督は「4年かけてじっくり撮った。自信がある内容。公開されてから感想が広まって、上映館も増えて嬉しい」と喜びをにじませた。「信頼を寄せている俳優」と紹介されたオダギリは「嘘くさいですね」と苦笑い。「『永い言い訳』は2回みた。すごい。傑作だと思う」とべたぼめ。西川監督も「嘘くさいですね。今の流れだと」と返し、観客の笑いを誘った。

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 「永い言い訳」の気になるシーンに、本木雅弘のせりふ「そうでしょう」を挙げたオダギリ。「口ぐせかアドリブと思った。あの『そうでしょう』は本木さんにしか言えない」と絶賛。西川監督は「全部せりふです」と明かした。本木の大ファンというオダギリは「ファッションなど影響を受けている。本木さんのきちんとした部分は受け継がず、突飛なところだけを受け継いでしまった」と話した。

 また、本木の演じた幸夫について、オダギリは「俳優なら誰もがやりたい。俳優にとって何もかもが痛い。自分の中の一部を見せつけられている感じ。特に本木さんは内面にそういうものを色濃く求めているから、余計に役とリンクしてしまう」と分析。西川監督も「本木さんは最近、立派な人物を演じることが多いイメージがあった。人間の屈託みたいなものを出せる役なら、違う魅力が出せるのではないかな、と思った」と話した。また「本木さんはこの役は自分が演じて良かったのか、と撮影中もずっと問い続けていた」と明かした。

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 「ゆれる」公開から10年を迎えた今回のイベント。作品を久しぶりに見たというオダギリは「20代最後の作品だったので、むちゃむちゃ気合いを入れて臨んだ。色々なことをやって、自分なりに答えを出せたつもりでいたけど、今見ると(自分の芝居は)まあ、その程度かなと。撮り直したい」と発言。共演した香川照之について「今の自分が当時の香川さんと同じ年。やっぱりすごい」と話していた。

(文・写真 岩渕弘美)

「永い言い訳」(2016年、日本)

監督:西川美和
出演:本木雅弘、竹原ピストル、藤田健心、白鳥玉季、堀内敬子

2016年10月14日(金)、全国公開。作品の詳細は公式サイトまで。

http://nagai-iiwake.com/

作品写真:(c)2016「永い言い訳」制作委員会

タグ:イベント
posted by 映画の森 at 10:54 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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