2015年11月13日

「の・ようなもの のようなもの」舞台あいさつ 森田芳光監督作品リメイク 松山ケンイチ・北川景子「生真面目落語家」の青春譚

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 2011年に急逝した故・森田芳光監督の劇場デビュー作「の・ようなもの」の35年後を描く「の・ようなもの のようなもの」がこのほど東京国際映画祭で上映され、主演の松山ケンイチ、北川景子、伊藤克信、杉山泰一監督が舞台あいさつした。

 東京・谷中を舞台に、生真面目な落語家・志ん田(松山)が、落語を捨てて気楽に生きる兄弟子・志ん魚(伊藤)と出会い、新たな道を探す物語。

 森田監督の遺作「僕達急行 A列車で行こう」にも出演した松山。初めて衣装合わせをした時を振り返り「最初に台本を読んだ時には気付かなかったけれど(『僕達急行』の)小町役をモチーフにしていると気付いた。ほかの皆も、いつかの役をそのまま持ってきて演じている。ラブレターというかオマージュというか、そういうものもあるんだなと感動した」と語った。

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 また、志ん田を見守るヒロイン夕美を演じた北川は、森田監督の「間宮兄弟」が映画初出演。同作と同じ役名に「森田組のしゃれを感じた。あの時の夕美が成長したらこんな感じかな、と想像しながら演じた」と振り返った。

 さらに、前作「の・ようなもの」に主演した伊藤は「35年後に続演を作るなんて、普通はありえない。前作のキャストが皆生きていたからできた。長生きに感謝!」と話して会場をわかせた。

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 「の・ようなもの」では助監督として森田監督を支えた杉山監督。「最初は『森田ファンを裏切ってしまうのでは』と悩んだ。でも黒澤明監督の『椿三十郎』をリメイクしてしまう(森田)監督。『続編やっちまえ!』と言われている気がして撮ろうと決意した。恩返しの思いを込めて作った」と話した。

 現場は森田組の同窓会のような雰囲気だったという。最後に松山は「ラブストーリーのようでもあり、青春映画のようでもある。いろんな『のようなもの』が詰まった作品。公開は来年だからそれまで生きていて下さい、伊藤さん!」と冗談交じりに話し、場を和ませていた。

「の・ようなもの のようなもの」(2016年、日本)

監督:杉山泰一
出演:松山ケンイチ、北川景子、伊藤克信、尾藤イサオ、でんでん、野村宏伸、鈴木亮平、ピエール瀧、佐々木蔵之介、塚地武雅、宮川一朗太、鈴木京香、仲村トオル、笹野高史、内海桂子、三田佳子

2016年1月16日(土)、全国公開。作品の詳細は公式サイトまで。

http://no-younamono.jp/

作品写真:(C)2016「の・ようなもの のようなもの」製作委員会

posted by 映画の森 at 14:06 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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