2015年11月04日

映画会社ムヴィオラ15周年特集上映「はしっこでも世界。」、ヤスミン・アフマドからワン・ビンまで「映画を窓に世界に触れる」

タレンタイム.jpg

 世界の傑作、良作を紹介してきた映画配給会社ムヴィオラの設立15周年特集上映「はしっこでも世界。」が2015年11月7日〜20日、東京・新宿で開催される。これまで同社が配給したアジア、アフリカなどの約30本を一挙上映。ドキュメンタリーから社会派ドラマまで「映画を窓に世界に触れる」貴重な機会となりそうだ。

 上映されるのは同社が05年以降に配給したほぼ全作品。目玉となる米ドキュメンタリー映画「スティーヴィー」(02)は今回が国内最終上映となる。監督は「フープ・ドリームス」のスティーヴ・ジェイムス監督。撮影対象の青年が犯罪の疑いをかけられ、少年時代から彼を知る監督が迷い、葛藤する過程がフィルムに刻まれる。

スティーヴィー.jpg

 09年に急逝したマレーシアのヤスミン・アフマド監督の遺作「タレンタイム」(09)も。高校の音楽コンクールをめぐる青春映画だ。多民族、多言語、多宗教国家マレーシアで、同監督が模索を続けた「不寛容を乗り越える」道と決意が示される。同監督作品として初めて来年劇場公開が決まっている。

 タイを代表する人気監督アピチャッポン・ウィーラセタクンの「世紀の光」(06)は、日本未公開だった幻の傑作。今年のカンヌ国際映画祭に出品された「CEMETARY OF SPLENDOUR(原題)」と合わせて来年劇場公開される。

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 さらに、中国を代表するドキュメンタリー映画監督ワン・ビン(王兵)による計9時間の3部作「鉄西区」も。中国・瀋陽の重工業地帯「鉄西区」を舞台に、変わりゆく町と人をつぶさに追ったドキュメンタリーだ。ワン監督作品は代表作「三姉妹 雲南の子」など6本が上映される。

 ムヴィオラは「映画のおかげで小さな会社が、とてつもなく豊かな世界に出合えてきた。雲南省でもペルーでもテヘランでも、はしっこにいても、世界に触ることができる。映画は窓になり、同時に鏡になる」としている。

 特集上映「はしっこでも世界。」は2015年11月7日〜20日、東京・新宿K's cinemaで開催。上映スケジュールなど詳細は公式サイトまで。

http://moviola15th.tumblr.com/

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posted by 映画の森 at 17:30 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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