2013年10月25日

「鑑定士と顔のない依頼人」 第26回東京国際映画祭 ジュゼッペ・トルナトーレ監督舞台あいさつ 緻密な本格ミステリー 「偽りの中にも真実がある」

ジュゼッペ・トルナトーレ監督.jpg

 第26回東京国際映画祭特別招待作品「鑑定士と顔のない依頼人」のジュゼッペ・トルナトーレ監督が10月22日、上映に合わせて東京・六本木で舞台あいさつし、作品のテーマについて「偽りの中にも真実がある」と語った。

 名画の真贋を見分ける鑑定士(ジェフリー・ラッシュ)を主人公に、さまざまな謎が散りばめられたミステリー。孤高の天才的鑑定士にラッシュを起用した理由について、監督は「脚本を書く段階では候補が2人いた。完成後に『ジェフリーしかいない』と思い、すぐ脚本を送った。1週間で『ぜひ出演したい』と返事を受けた。非常に簡単でうれしい出会いだった」と振り返った。

鑑定士と顔のない依頼人.jpg

 また、ラッシュの俳優としての魅力を「何事にも挑戦し、勇気もある。役柄に飛び込んでいくタイプ。厳しい反面、遊び心もあり、楽しみながら演じられる人。何より俳優として自分の仕事を愛している。一緒に仕事をするのは本当に楽しく、最高の経験だった」と語った。

 綿密に練られた脚本、緻密に張られた伏線で、上質の推理小説のような味わいがある同作。作品のテーマを「偽りの中にも真実がある。日本の皆さんは素晴らしい才覚をお持ちなので、(作品のポイントは)きっとお見通しでしょう」と話し、満場の客席から拍手を浴びていた。

(文・遠海安)

「鑑定士と顔のない依頼人」(2013年、イタリア)

監督:ジュゼッペ・トルナトーレ
出演:ジェフリー・ラッシュ、ジム・スタージェス、シルビア・ホークス、ドナルド・サザーランド

2013年12月13日、TOHOシネマズ シャンテ、新宿武蔵野館ほかで全国順次公開。作品の詳細は公式サイトまで。

http://kanteishi.gaga.ne.jp/

作品写真:(c)2012 Paco Cinematografica srl.

posted by 映画の森 at 08:31 | Comment(0) | TrackBack(0) | イタリア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック