2019年08月28日

「アイネクライネナハトムジーク」完成披露 三浦春馬&多部未華子、4年ごとの共演「温かい気持ちで帰ってもらえる映画」

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 人気作家・伊坂幸太郎の同名小説が原作の恋愛群像映画「アイネクライネナハトムジーク」の完成披露上映会がこのほど、東京・六本木で開催され、主演の三浦春馬、多部未華子、貫地谷しほり、原田泰造、今泉力哉監督らが参加した。

 三浦演じる会社員と多部演じる恋人の10年越しの恋を中心に、二人を取り巻く人々のめぐり合いの連鎖を描く物語。

 舞台挨拶では三浦に続き、多部、今泉監督らが大歓声に迎えられて登場。三浦が「秋にしっかり温かい気持ちで帰ってもらえる作品。日本中の皆様に見てほしい」とあいさつ。原田は「サウナに入って、水風呂に入って、外気浴で整うような素敵な映画」と笑顔で語った。

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 三浦と多部は今回が3度目の恋人役。三浦は「多部さんに(4年ごとに訪れる)『オリンピックのような関係だよね』と言われた。20歳の時もここで一緒に舞台あいさつした。その頃よりゆとりをもって、緊張せず映画の話ができる。成長できたのかな」と感慨深げだった。

 一方、多部は「安心感があり、撮影中に今まで共演してきたことは無駄ではなかったと思える瞬間がいっぱいあり、うれしかった。また4年後にご一緒できたら」と話した。さらに三浦は「20歳の時、24歳の時の自分を知っている。主軸として立たせてもらう機会に、どう多部さんという女優にいい芝居と雰囲気を届けられるか。いい緊張感があり、貴重な経験だった」と振り返った。

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 最後に三浦が「奇跡や運命は、誰かが誰かを思いやり、その行動からつながっていくのでは。そういうエッセンスがたくさん詰まった映画。日常生活を今以上に誇りに思ってもらえます。楽しんで下さい」と締めくくった。

(文・写真 岩渕弘美)

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「アイネクライネナハトムジーク」(2019年、日本)

監督:今泉力哉
出演:三浦春馬、多部未華子、矢本悠馬、森絵梨佳

2019年9月20日(金)、TOHOシネマズ日比谷ほかで全国公開。作品の詳細は公式サイトまで。

https://gaga.ne.jp/EinekleineNachtmusik/

作品写真:(c)2019「アイネクライネナハトムジーク」製作委員会
posted by 映画の森 at 09:53 | Comment(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年08月22日

「ディリリとパリの時間旅行」華やかなフランスの“良き時代” 歴史上の人々と少女の謎解きの旅

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 19世紀末から20世紀初頭、「ベルエポック(良き時代)」のパリ。フランス領・ニューカレドニアに住む少女・ディリリは、どうしても外国に行ってみたくて、こっそり船に乗りパリに来た。開催中の博覧会に出演し、偶然出会った配達の青年・オレルとバカンスを楽しむ約束をする。一方、街は少女誘拐の話で持ちきり。謎の集団「男性支配団」が犯人という。ディリリはオレルの紹介さパリの有名人たちに会い、男性支配団について次々と質問する──。

 監督・脚本は「キリクと魔女」(98)、「アズールとアスマール」(06)などで知られる仏長編アニメーション界の巨匠ミッシェル・オスロ。音楽は「イングリッシュ・ペイシェント」(97)のガブリエル・ヤーレ。

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 幕開けは1900年のパリ万博。「人間動物園」で有色人種を原住民に見立て、暮らしぶりを再現している。ディリリは見世物的な子どものキャストとして出演していた。上半身裸に腰巻姿の少女に興味を持ったオルレは、会場の外で会う約束をする。現れたのは白いドレスで正装したディリリだった。流暢なフランス語を話し、マナーも行き届いた立派な淑女。二人はオルレの案内で、街歩きに出かける。しかし、少女誘拐事件のため、通りには不穏な空気が流れていた。

 当時のパリの町並みを。写真を加工して忠実に再現。歴史に名を残す有名人が次々と登場し、事件解決を試みるディリリたちに助言を与え、力を貸してくれる。タイムスリップしたような「もしも」を具現化する夢のようなアニメーションだ。

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 ピカソ、モネ、キュリー夫人、ロートレック、ルノワール、マティス、ルソー、ドビュッシー、サティ──映画にもなった黒人芸人「ショコラ」など、誰もが知る著名人が現れる設定が抜群だ。当時のフランス芸術、文化に詳しければより楽しめるだろう。一方で、植民地の先住民に対する差別、偏見も取り入れたことがポイントといえる。

 パリが繁栄した「ベルエポック」の世情を背景に、華やかなフランス文化を生んだ人々を物語に絡め、ノスタルジックな郷愁を生み出した。謙虚で礼儀正しいディリリの活躍はいとおしく、しばし現実を忘れ、観客に幸せな時間をくれる。アニメならではの柔軟性がユニークな作品だ。

(文・藤枝正稔)

「ディリリとパリの時間旅行」(2018年、仏・独・ベルギー)

監督:ミッシェル・オスロ
出演:プリュネル・シャルル=アンブロン、エンゾ・ラツィト、ナタリー・デセイ

2019年8月24日(土)、YEBISU GARDEN CINEMAほかで全国順次公開。作品の詳細は公式サイトまで。

https://child-film.com/dilili/

作品写真:(C)2018 NORD-OUEST FILMS - STUDIO O - ARTE FRANCE CINEMA - MARS FILMS - WILD BUNCH - MAC GUFF LIGNE - ARTEMIS PRODUCTIONS - SENATOR FILM PRODUKTION

posted by 映画の森 at 09:59 | Comment(0) | フランス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする