2018年02月09日

「コンフィデンシャル 共助」水と油の南北刑事、極秘捜査でタッグ ヒョンビン、体当たりアクション

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 北朝鮮の特殊部隊に所属するエリート刑事イム・チョルリョン(ヒョンビン)は、米ドル偽造組織の摘発任務にあたっていた。チャ・ギソン隊長(キム・ジュヒョク)の待機命令を無視して突入したものの、謎の武装集団が現場を制圧。偽造用の銅板を盗み出していた──。

 「コンフィデンシャル 共助」は、北朝鮮のエリート刑事と韓国の庶民派刑事がタッグを組み、北朝鮮から盗まれた銅板を回収するため、史上初の極秘任務「南北共助捜査」に挑む姿を描いたアクション映画だ。主演は「王の涙 イ・サンの決断」(14)のヒョンビン、「ベテラン」(15)のユ・ヘジン。監督は「マイ・リトル・ヒーロー」(13)でデビューしたキム・ソンフン。

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 平昌五輪への南北合同チーム参加が話題となる中、非常にタイムリーな題材といえる。北朝鮮から銅板が盗まれ、国際社会に知れれば一触即発の緊急事態に。極秘に結成された南北合同「刑事チーム」の任務を、韓国らしい骨太アクション、コミカル描写で娯楽作として見せる。

 分断された朝鮮半島。南北のカラーの違いがキャラクターに投影されている。ヒョンビン演じる北朝鮮の刑事は戦闘・運動能力に長け、超人的に優秀だ。逆にユ・ヘジン演じる韓国の刑事は、妻の尻に敷かれるダメ男。水と油の二人が任務を通じ、国を超えた絆を育む。

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 実現不可能な「南北共助捜査」に、融和を望む監督の思いが込められているようだ。ヒョンビンの接近戦、カースタントに臨む体を張った演技は見事の一言。ユ・ヘジンの三枚目に徹した人間臭い演技が、緊張感あるドラマのガス抜きになっている。

 犯罪がらみのリアル描写から、ホームドラマ場面のコミカルな演出まで、バランスが取れた監督の手腕が光る。五輪で友好ムードがわく今、非常にタイムリーな作品だ。

(文・藤枝正稔)

「コンフィデンシャル 共助」(2017年、韓国)

監督:キム・ソンフン
出演:ヒョンビン、ユ・ヘジン、キム・ジュヒョク、ユナ、チャン・ヨンナム

2018年2月9日(金)、全国公開。作品の詳細は公式サイトまで。

http://kyojo-movie.jp/

作品写真:(C)2017 CJE&M CORPORATION, ALL RIGHTS RESERVED

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posted by 映画の森 at 11:18 | Comment(0) | 韓国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする