2016年10月03日

「湯を沸かすほどの熱い愛」完成披露舞台あいさつ 宮沢りえ「出なければ後悔すると思った」

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 映画「湯を沸かすほどの熱い愛」(2016年10月29日公開)の完成披露試写会がこのほど東京都内であり、主演の宮沢りえ、松坂桃李、中野量太監督らが舞台あいさつした。宮沢は「脚本を読んだ後に余韻が残り、この作品に出なければ後悔すると思った」と語った。

 余命わずかと宣告された母・双葉(宮沢りえ)が「死ぬまでに絶対やる」と決めたことを実行しながら、家族との絆を強めていく物語。「チチを撮りに」(12)などの中野量太監督が脚本も担当した。

 今回が商業映画デビューとなった中野監督。「映画学校を卒業して16年。商業デビューを目指してやっとここまで来た。絶対に面白いオリジナル脚本で勝負してやろうと思った」ときっぱり。脚本を気に入った宮沢が出演を快諾。俳優やスタッフも次々集まり、映画化が実現したという。「家族に見せたくなる映画を作ろうと思い、それが自分の映画らしさかな。家族で見に来てほしい」と語った。

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 監督とは同じ年の宮沢。「紙の月」(14)以来2年ぶりの映画主演となる。「脚本を読んだ後に余韻が残り、この作品に出なければ後悔すると思った。監督には現場で言いたいことを言い、紆余曲折もあった。みんなで同じ方向を向き、作品を作った日々を考えたら泣きそうになった」と振り返った。

 宮沢を「おかあちゃん」と呼んでいる娘役の杉咲花。「おかあちゃんに『どれだけ時間がかかってもいいよ』と言ってもらい、緊張がなくなった」と話した。そんな娘役を「器用な方ではないので、今もちゃんとできたか気になっている」と思いやった。

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 旅先で出会うヒッチハイカー役の松坂は「自分の人生に残る作品。見終えてそんなふうに感じたことはなかったので、自分でも驚いている。現場にも家族のような温かさがあった」と語った。そんな松坂に宮沢は「瞳の奥に底がなく、ずっと続いていて吸い込まれそうな感じ。もっともっと知りたい人」と表現していた。

 宮沢に「脚本も芝居もいい。これで面白くできなかったら、監督を燃やすからね」と言われたという中野監督。「いい作品が撮れた」と自信を見せた。宮沢は「命あって幸せで、健康でいる日常は当たり前ではない。いくつもの奇跡が重なり合ってできたもの。作品からそれを感じて、明日の風景がちょっと素敵に見えたらうれしい」と観客に語りかけた。

(文・写真 岩渕弘美)

「湯を沸かすほどの熱い愛」(2016年、日本)

監督:中野量太
出演:宮沢りえ、杉咲花、オダギリジョー、松坂桃李、伊東蒼

2016年10月29日(土)、新宿バルト9ほかで全国公開。作品の詳細は公式サイトまで。

http://atsui-ai.com/

作品写真:(C)2016「湯を沸かすほどの熱い愛」製作委員会
タグ:イベント
posted by 映画の森 at 17:17 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする